NEWSの増田貴久(37)が、ミュージカル「20世紀号に乗って」(来年3月から上演、東京・東急シアターオーブほか)で主演することが18日、分かった。

ブロードウェイミュージカルの金字塔ともいえるコメディーの名作。舞台演出家兼プロデューサーのオスカー・ジャフィを演じる増田は「作品の元々のファンの方にも、今回初めて観てくださる方にも、いつの時代も変わらず大切なこと、忘れてはいけないことを守りながら今の『20世紀号に乗って』を届けたいですし、この作品はコメディーなので、何も考えず笑って、楽しい時間を過ごしてもらいたいです」とコメントした。オスカーの元恋人であり、現在はハリウッドの大女優であるヒロインのリリー・ガーランド役を珠城りょう(35)が、マネジャーのオリバー・ウェッブ役を小野田龍之介(32)が演じる。ほか、オーエン・オマリー役を上川一哉(37)、ブルース・グラニット役を渡辺大輔(41)、レティシア・プリムローズ役を戸田恵子(66)が務める。

演出のクリス・ベイリーとは、増田にとって初の海外ミュージカルとなった「ハウ・トゥー・サクシード」以来、約2年半ぶりにタッグを組む。増田は「『ハウ・トゥー・サクシード』のチームとまたご一緒できると聞いて、作品名を聞く前から「やりたい!」と即答してしまいました(笑い)」と明かし、「前回演出の中で、ある曲の振り付けを実際に自分で踊って見せてくださったことがあって、見ていたキャストもスタッフもスタンディングオベーションするくらい素晴らしかったことがすごく印象に残っています」と振り返った。クリスは「観客のみなさまには今回の全く新たなショーを通して増田さんの新たな一面をお楽しみいただきたいです」とコメントを寄せている。

原作は、32年にチャールズ・ブルース・ミルホランドが書き下ろした戯曲で、34年にはアメリカで映画化。原作と映画をもとに78年にはブロードウェイでミュージカル化され、トニー賞5部門を制覇した。日本では90年に初演され、19年には宝塚歌劇団でも上演された。今回は5年ぶりに日本での上演となる。