NHK連続テレビ小説「ブギウギ」(月~金曜午前8時)の第37話が21日に放送された。情報番組「あさイチ」MC陣も番組途中で朝ドラ受けした。

※以下ネタばれを含みます。

あらすじは、六郎(黒崎煌代)の出征の日がせまり、六郎は頭を丸め恥ずかしそうにしている。相変わらず体調が悪いツヤ(水川あさみ)は専門の医師の診察を受けることとなった。診察を受けたツヤはもう自分が助からないことを悟り、梅吉(柳葉敏郎)に、このことをスズ子(趣里)と六郎には言わないようにと伝える。ツヤの病気の重さをまだ知らない六郎は、落ち込む梅吉の前でふざけてはしゃいでしまい、梅吉と仲たがいしてしまう。その後、梅吉は六郎に謝る。六郎は事態をのみ込む。そして、出征する。

東京の梅丸では舞台演出について模索が続いていた。そしてスズ子のもとに、六郎が現れる。

この日のあさイチは国会中継のため午前8時55分までの放送となり、番組冒頭の朝ドラ受けはなかった。

だが「冬の薬膳特集」で番組がしばらく進むと、博多大吉が突然、「鈴木さんが(朝ドラで)号泣しまして」と朝ドラの話題を振った。この日の朝ドラはツヤ、六郎を巡る切ない内容になり、鈴木奈穂子アナウンサーは「六郎君…」とつぶやいた。大吉は「薬膳で元気になって」と話した。ティッシュを使って泣いていたようで、ゲストのフットボールアワー岩尾望も「横でどうしたんかなと思った」と鈴木アナの様子を振り返った。大吉は「感動的な朝ドラで」とフォローし、鈴木アナは「ちょっとね、もうダメです」と語っていた。

X(旧ツイッター)でも「鈴木アナでなくてもこんなん泣くわ…六郎役の子マジで上手い」「今日はガチ泣きしてしまったために、鈴木アナ…わかる…わかるぞ…ってなった」などと反応があった。

同ドラマは109作目の朝ドラで、趣里が戦後の大スターで「ブギの女王」笠置シヅ子さんをモデルにした主人公鈴子を演じる。大阪の下町にある小さな銭湯の看板娘が大阪・道頓堀にできた少女歌劇団へ。戦争の苦難を乗り越え、スターへと駆け上る姿を描くオリジナル作品。

主題歌の「ハッピー☆ブギ」は、ドラマの音楽担当でもある服部隆之氏が作詞・作曲。EGO-WRAPPIN’のボーカル・中納良恵、シンガー・ソングライターのさかいゆうと、趣里が歌唱。語りは「朝ドラ送り」で人気を集めた高瀬耕造アナウンサーが務める。