米女優ジュリア・ロバーツ(56)が、10月に54歳で亡くなった元恋人の俳優マシュー・ペリーさんの死について「悲痛なできごと」と初めて言及した。

米人気ドラマ「フレンズ」のチャンドラー役で知られたマシューさんは、90年代に同ドラマにゲスト出演したロバーツと同時期に3カ月ほど交際していたことで知られる。

エンターテインメント・トゥナイト(ET)誌のインタビューでロバーツは、「あの若さで突然亡くなるのは、胸が張り裂けそう。今、自分が持っているものに感謝し、できる限りポジティブに生きていこうと、思い起こさせてくれるきっかけになる」とコメント。「フレンズ」にペリーさん演じるチャンドラーの元同級生役で出演した際のことも振り返り、「良い思い出ばかりだった」と述べた。

米ロサンゼルスの自宅の浴槽で意識不明の状態で発見されて死亡が確認されたペリーさんは、昨年出版した回顧録の中でロバーツとの短い交際についても語っていた。「君がドラマに出演してくれたこと以上にワクワクするのは、君に花を贈る口実ができたこと」とメッセージを添え、36本の赤いバラの花束を贈ったことを明かしていた。

また、多忙な中で2人は毎日ファクスのやりとりをして愛を深め合っていたことや最初の電話は5時間以上続いたことなども明かしているが、「私には荷が重すぎた」と深刻になりすぎて傷つく前に自ら身を引いて終わりを迎えたことをつづっている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)