ロックバンドKANA-BOONは8日、公式サイトで、全国ツアーの山形(9日)と福島(10日)の公演開催を見合わせることを発表した。

ドラム小泉貴裕の「プライベートの言動に関する報道」を受け、事実確認や今後の処遇に関する協議に時間を要するためと理由を説明している。この日、ニュースサイト「NEWSポストセブン」が、小泉と地下アイドルの20代女性との間に妊娠・中絶トラブルがあったと報じていた。

バンドの公式では「この度、KANA-BOONメンバーの小泉貴裕(Dr)のプライベートの言動に関する報道がなされており、ファンのみなさまにおかれましても多大なご心配をおかけし申し訳ございません」と謝罪。「つきましては、事実確認と今後の処遇に関する協議に時間を要するものと判断し、下記ライブの開催を見合わせとさせていただきます」とし、9日の山形SESSIONS、10日の郡山HIP SHOT JAPANの公演名が記された。振替公演や、来年3月まで続く今後の公演については、追って告知する。

公式では「真摯に問題と向き合い、誠意をもった対応に向けて引き続き話し合いを行ってまいります。お時間をいただくこととなってしまいますが、改めてご報告させていただきます」と記された。

「NEWSポストセブン」では、小泉が昨年3月ごろ女性と出会い、結婚をほのめかしながら交際したが、妊娠が発覚すると態度が変化し、女性が昨年8月に子供を中絶したと伝えている。

バンドはボーカル兼ギター谷口鮪、ギター古賀隼斗、ドラムス小泉貴裕、ベース遠藤昌巳の4人組。08年結成。14年シングル「シルエット」がアニメ「NARUTO-ナルト-疾風伝」オープニング曲に起用され、人気を得た。19年には当時のベーシストが一時失踪し、直後に復帰したものの脱退する騒動もあった。