杉良太郎(79)が9日、東京・千代田区の東京国際フォーラムで開催された「第63回全国矯正展(全国刑務所作業製品展示即売会)」のオープニングセレモニーに参加した。

1960年から全国の刑事施設訪問をスタート。96年に「名誉矯正監」となり、08年に「特別矯正監」、そして19年に「特別矯正監」を法務省から永久委嘱されている。矯正監は刑務官の中で最上位にあたる階級。

取材に応じた杉は、愛ある苦言を呈した。

「受刑者が刑務所から出た時に役立つように、時代の先を見て手に職を付けることなどが必要。今は人手不足が問題になっているから即戦力になる。まずは、刑務所の株式会社化を進めるべき」と刑務所改革を訴えた。

続けて「他国の刑務所は開かれているし、1つ1つの刑務所が『1所1品運動』に取り組むべき。矯正展覧には今、欲しい物が置いていない。昔は200万から300万くらいは買ったのに、今は買う物がない。安くて良い物を出さないとダメ」と話した。

法務省矯正支援官の桂才賀、コロッケ、女性デュオPaix2(ペペ)の井勝めぐみ、北尾真奈美、そして警察庁特別防犯支援官の山崎怜奈も参加した。

出品数は約4万3000点。10日まで開催。