宝塚歌劇団は18日、外部弁護士らによる調査の結果として11月14日に公表した調査報告書を公式ホームページから取り下げた。

劇団はこの日、取材に「現在も引き続き精査をしており、ご遺族の要請もあった」と説明。実質的な「再調査」の側面はあるものの、新たな調査班によるものではないという。9月の25歳宙組団員死亡をめぐり、遺族側は背景にいじめやパワハラがあったと主張。劇団側は「確認できなかった」とした。双方で協議の場を持ち、12月5日付で遺族側が劇団へ意見書を届け、劇団側も再検証を重ねている。その最中での掲載取り下げに「事実関係の精査などは継続して行う」とした。