お笑いコンビ、ハリセンボンが年内をもって吉本興業を退社することが27日までに分かった。24年1月1日付でベッキーや森カンナ、バスケットボール日本代表の馬場雄大らが所属する芸能事務所「GATE」へ籍を移すという。

ハリセンボンは近藤春菜(40)と箕輪はるか(43)の2人で03年に結成。19年8月には近藤が「さらなる業種の幅を広げるため」、吉本とのエージェント契約に移行していた。関係者によると、結成20周年を迎え、さらなる飛躍を目指して同時に吉本興業退社を決意。近藤が契約するGATEへ所属する道を選んだ。

退社へ向けてダウンタウンや明石家さんまらお世話になった先輩らへもあいさつ回りを行っていたといい、直接会えない人には直筆で手紙を書くなどして報告を済ませたという。

2人は退社に際しコメントを発表。近藤は「皆さん、私事で、失礼致します。私たちハリセンボンは、今年いっぱいで吉本興業を退社することに致しました。今まで、私がエージェント契約、はるかがマネジメント契約という異なる契約形態で、この3年間活動してきましたが、来年芸歴20年という節日もあり、足並みそろえようと2人で話し合い、決めました。吉本興業に所属させていただいていたからこそ、まず、はるかに出会えましたし、たくさんの方々に出会え、たくさんのお仕事をさせていただき、たくさんの応援してくださる方にも出会い、いろいろな素晴らしい景色を見させていただきました。何事にも代え難い宝物の時間です。吉本興業には、感謝の気持ちでいっぱいです。今回のことで、吉本興業の方々も頑張れ! と背中を押してくださいました。私たちはハリセンボンとして、芸人を続けていきますので、これからも変わらずに、みなさんに楽しんでいただけるお仕事を頑張りたいと思います! 引き続き、ハリセンボンをよろしくお願い申し上げます。ハリセンボン 近藤春菜」。

箕輪は「私たちハリセンボンは、デビューから長くお世話になった吉本を離れ、2人そろって新しい環境に踏み出すことにしました。春菜がエージェント契約となってから3年ほど経ちますが、その間、自分たちのこれからについて話し合う機会が増えました。皆さまに楽しんでいただける芸人でいるために、2人の歩幅を合わせることが大事ではないかと思うようになりました。そして時間をかけて結論を出し、吉本の方々にもご理解と励ましのお言葉をいただきました。吉本興業に所属させていただいたことで、子供の頃にテレビで見ていて憧れだった先輩方とお仕事ができたことや、たくさんの同期と後輩の皆さんに恵まれたことを誇りに思います。育ててくださった社員の皆さん、本当にありがとうございました。ハリセンボンのこれまでにない大チャレンジとなりますが、これからも変わらず応援してくださる方が一人でも多くいてくださればうれしいです。ハリセンボン 箕輪はるか」とつづった。