安達祐実(42)が28日、インスタグラムで、14年に結婚したカメラマンの桑島智輝氏(44)と離婚したと発表した。

09年にスピードワゴン井戸田潤(51)と離婚したのに続き、2度目の離婚となる。2人は、桑島氏が被写体として安達を毎日、撮影し続け、19年には写真集「我我」を発表するなど、独特な夫婦関係も話題を呼んでいたが、写真を通しての関係は続いていくと明言している。

   ◇   ◇   ◇

安達は「私事ではありますが、この度、カメラマンの桑島智輝さんと離婚いたしました」と報告した。11年に写真集の撮影の仕事をきっかけに知り合い、約2年半を費やして「私生活」(集英社)を発売。そして、安達が初ヌードに挑戦した14年の主演映画「花宵道中」公開翌日の同11月9日に結婚を発表。主演にあたり背中を押したのは、特写スチールとして作品に参加した同氏で、群馬の親類に預けがちだった長女と3人での家庭生活も始め、16年7月には桑島氏との間に第2子の長男も誕生した。

被写体と撮影者という独特な夫婦生活も話題となった。桑島氏は安達をフィルムカメラで撮影し、出来あがった写真はL判のプリントに現像しアルバムに入れて保管するのがルーティンで「我我」の出版時には264枚入りのアルバムが100冊を超え、写真は3万5000枚と紹介された。

その中、22年5月と10月に一部で離婚危機が報じられた。今年5月に10年ぶりの主演舞台「綿子はもつれる」の上演を前に応じた日刊スポーツの取材の中で、安達は夫婦関係が破綻した妻の役どころを踏まえ「もとは他人同士。小さなことが気になったり、何でもない単語にすごいギザギザしたニュアンスが生じる感じが台本にうまく書いてある。ちゃんと理解できる自分にどんより」と語った。11月21日にフジテレビ系で放送された「突然ですが占ってもいいですか?」に出演した際も、占い師の星ひとみ氏から来年以降に「え? っていうことが起こる」と心配されると、「騒がせちゃいますね、また」と意味深な発言をしていた。

安達は「私たちの写真は、変化を重ねながら今後も続いていきます」とした。桑島氏もインスタグラムで「色々あったりなかったりしますが、家族も私も元気です(中略)あと、我我は続きます」とつづった。

◆安達祐実(あだち・ゆみ)1981年(昭56)9月14日、東京都生まれ。2歳からモデルとして芸能界デビュー。91年のハウス食品「カリー工房」CMのフレーズ「具が大きい」で人気を集めた。94年には日本テレビ系「家なき子」で主人公の相沢すずを演じ、名セリフ「同情するならカネをくれ」は新語・流行語大賞にも選ばれた。20年にアパレルブランド「虜(Torico)」を初プロデュースし、翌21年11月末日をもって30年間、所属してきたサンミュージックプロダクションから独立。

◆桑島智輝(くわじま・ともき)1978年(昭53)に岡山県に生まれる。02年に武蔵野美大を卒業し、同年にフォトグラファー鎌田拳太郎氏に師事。04年に独立。新田真剣佑「UP THE ROAD」や今田美桜「生命力」最上もが「MOGAMI」や欅坂46「21人の未完成」などの写真集を手がける。