ダウンタウン松本人志(60)の出演がなくなったフジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午前10時)の14日放送回の平均世帯視聴率が6・0%(関東地区、速報値)だったことが15日、ビデオリサーチの調べで分かった。前4週平均の3・7%から2・3ポイント上昇、直近の放送となる昨年12月24日の3・8%から2・2ポイント上昇した。

平均個人視聴率は3・4%で、前4週平均2・1%から1・3ポイント上昇、12月24日の2・1%からも1・3ポイント上昇した。

また裏番組のTBS系「サンデージャポン」も世帯10・4%(前4週9・3%)、個人5・8%(同5・1)で、前4週を上回った。

「ワイドナショー」では、松本の15年の一般女性への性的行為強要疑惑を報じた「週刊文春」の報道と松本側の主張をVTRで紹介。その後、MC東野幸治が「このワイドナショーに出演する話も当初ありましたが、今回はフジテレビと吉本興業双方で協議し、総合的に判断した結果、最終的に出演はなしになりました、というところなんですけど」と、文面を読み上げた。

松本をめぐっては、昨年12月27日発売の「週刊文春」が15年の一般女性への性的行為強要疑惑を報じ、所属吉本興業は同日、報道を完全否定し法的措置を検討していくとした。

今月8日には、裁判に専念するため、吉本が松本の活動休止を発表。休業発表をうけ、松本は自身のX(旧ツイッター)で「事実無根なので闘いまーす。それも含めワイドナショーでまーす」と記述。9日、自身のX(旧ツイッター)で「ワイドナショー出演は休業前のファンの皆さん(いないかもしれんが)へのごあいさつのため。顔見せ程度ですよ」と休業前のあいさつという意図を示した。一時は14日の放送に出演する流れとなっていたが、10日、フジテレビと吉本興業が協議。局側は「総合的に判断した結果」と説明し、出演が消滅した。