車いすで活動しているアイドルグループ「仮面女子」の猪狩ともか(32)が22日、X(旧ツイッター)を更新。横浜市金沢区で住民の反対により「障害者グループホーム」が開設中止となった件で私見を述べた。

猪狩は18年4月、看板が強風で倒れる事故に巻き込まれ、現在も下半身不随。その猪狩が複雑な胸中をつづった。横浜市金沢区のニュースを引用し「障害者施設の開設断念のニュースを見て、形は違えど自分にも関わることなので複雑な思い」とつづった。

報道内にあった市民の声についても言及。「『障害者が視界に入るのが嫌』ですか…。反対している人は“障害者が犯罪を犯す”とでも思っているのか。犯罪は健常者でも犯しますよね。それとも“障害者は醜いから視界に入れたくない”とか? 『社会には必要と分かっているけど、近所にはできてほしくない。』というのが際立った例だと思いました」と続けた。

最後に「もっと優しい世界になってほしいです。私なら家の隣に障害者施設ができることになっても反対はしません」と締めくくった。

同投稿に対し「反対する理由って、結局自分たちのことだけしか考えてないからこそ反対するんだよね 施設とか障害者の方の問題では無く、住民の人間性に問題がある感じ…」「だから、障害者B型就労施設は比較的郊外にあってアクセスしにくい場所が多い。共生社会の実現にはまだ程遠いなというのが、個人的な意見です。私は外見は健常者だけど中身は身体一級の障害者。昨日地下鉄の階段をゆっくりと一生懸命昇ってたら『舌打ち』されたよ。でも…もう慣れちゃった」「ニュースに取り上げていただけるのはまだマシで… 物件選定の最終段階で業務内容聞かれて手のひら返されるなんて水面下の話はたくさんあります。悲しいやら憎らしいやら」などと書き込まれていた。