Hey!Say!JUMP高木雄也(33)が2日、大阪市内で行われた舞台「PARCO PRODUCE 2024『東京輪舞』」(4月12~15日、森ノ宮ピロティホール)の取材会に出席した。

高木と清水くるみ(29)との2人芝居。アルトゥル・シュニッツラーが、19世紀末の世相を背景に男女の情事前後の会話をリレー形式で描写した戯曲「輪舞」が原作で、身近にある10の情事を高木が8役、清水が6役を演じ分ける。

高木は作品へのオファーについて「今の自分にできるか不安があった」と率直な思いを吐露。せりふも多く「面白いのでやりたいという気持ちはありましたけど、まだ実力が伴っていないので葛藤があった。でも、やらないで後悔するよりは努力を選んだ方が今後の自分になる」と受け入れた。

自身のキャリアの中でも、1人で8役を演じたことはない。「8役という経験はこれから先もなかなかないと思うので、経験できるのは自分の中で大きいかな。人間のリアルさをこれから先もやっていきたいので、ここでちゃんと分けることができたら、どんどんチャレンジしていけるかな」。

プライベートでもキャラクターの演じ分けができるのかについては「何でも表情に出ちゃうので使い分けはしないですね。えらい人の前でいい顔するだけです」とちゃめっ気たっぷりに笑った。

8役の中では「夫」役と「インフルエンサー」役が見どころだというが、「夫の気持ちとか結婚していないので分からない。ひと言が付き合ってる時とは言葉の重さが違ったりするので難しい。結婚してる友達とかに聞こうかなと思ってます」。

物語のテーマが、東京での男女の情事の前後の会話とあって、ファンからは「見たくないよ」と言う声も届いているという。「情事そのものの描写は出てこないので、そういうのはないので」と安心させた上で、「情事の描写が出てこないからこそ、言葉が大事になってくる。そのリアルさを自分のとらえ方で伝えて、楽しんでいただけたら」。

一方で、情事の印象については「『情事ってあこがれるよね』って書いといてください」と冗談めかしながら、「人間だけじゃなく生命を持って生まれたら起こりえることだと思う。すごく大切なことなのかな」と話していた。

公演は東京、福岡、広島でも行われる。