セクシー女優星乃莉子(25)らが23日、東京・銀座で、タレントのテリー伊藤(74)らと「『AV新法』を改正し、AV業界を崩壊の危機から救いたい」デモ行進に参加した。その後、有楽町駅前で署名を呼びかけた。

22年に施行されたAV新法は、契約書の交付、契約から1カ月間の撮影禁止、撮影終了から4カ月間の公表の禁止などを義務化している。事情をよく理解しないままAV出演させられてしまうなどの被害の防止が目的だが、従来AVに携わっている出演者、制作者などからは弊害もあると改正を望む声が上がっていた。

テリーとともにデモに参加したセクシー女優綾瀬麻衣子(51)は「みんなが声をあげてくれた。この職業が認められるように頑張りたい」。佐々木咲和(33)は「この世界に憧れて入ってきた子もいることを知ってほしい。AV女優の権利を認めてほしい」。

元セクシー女優のタレント板垣あずさ(35)は「私は本名で活動していたんですが、生きていく上で職業差別に納得がいかない。否定されるのがつらい」。星乃は「デビュー直後に新法が施行されて、撮影をしたのになかなか発売されなかった。作品、ひとつひとつに誇りを持ってやっている。偏見があるのはつらい。変わっていければ」と話した。