シンガー・ソングライター松任谷由実(70)が2日、フジテレビ系音楽番組「MUSIC FAIR」(土曜午後6時)に出演。自身の楽曲が多数使用された映画「私をスキーに連れてって」への出演オファーを受けていたことを明かした。

松任谷の楽曲「BLIZZARD」は、スキーブームの火付け役となった1987年公開の映画「私をスキーに-」に象徴的に使用された。司会の仲間由紀恵から「映画のために作られたようにピッタリですけど、実は違うんですよね」と聞かれると、松任谷は「それより少し前に発表してまして」と明かした。

松任谷によると、同作を監督した馬場康夫氏から「一番のハイライト、最後の方で『BLIZZARD』を使いたい」と映画製作に先駆けて打診され、「新しいスキーウエアの発表に合わせて、遅れそうなブリザードの中を主演の原田知世さんと三上博史さんがはぐれそうになりながら、商品を私のライブとファッションショーに届けるというシーンでかかると」と説明を受けたという。

さらに「そこで私が松任谷由実として出演する話があったんです。『そんな甘いことはできません』と出ませんでしたけど」と辞退したといい、「でも曲は使っていただいて、ありがとうございます」と笑顔を見せた。

仲間が「曲を使いたいから映画を作る、みたいな映画でしたもんね」と話すと、松任谷も「そうでしたね」と笑った。