俳優関口宏(80)が24日、司会を務めるTBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)に出演。31日に番組を勇退するが、番組セミレギュラーのサッカー解説者のスポーツジャーナリスト中西哲生氏(54=元川崎F・MF)から1週早いお別れのあいさつをされた。

番組では「スポーツに喝!あっぱれ!」コーナーのサッカー情報でキャスターをする中西氏から「来週(31日)この場所に来ることがないので、関口さんにひとこと。長い間、お疲れさまでした」とあいさつがあり、関口は「早いなぁ」と苦笑い。別の場所からの出演だったためスタジオではなく、画面越しのあいさつとなった。

中西氏はスポーツコーナーで野球を扱った部分が終了した後で午前9時12分からの出演。サッカー日本代表が21日、東京・国立競技場で実施されたホームのW杯2次予選北朝鮮戦で1-0と勝利した試合について解説した。29日に北朝鮮・平壌で敵地戦が予定されていたが、北朝鮮から「やむを得ない状況で」との理由で試合の中止を通達された。

中西氏は「日本では新型コロナウイルスがまん延しており、感染リスクが高い」との理由での試合中止とも伝えられていることも伝えた。中西氏から「日本代表チーム、もう解散しました。日程的にも再試合は難しく、このままいけば勝ち点3をもらえる可能性もでてきました」と話し「あさって(29日)試合がない、ってことは…」として関口にお別れのあいさつに至った。

中西氏は「サッカーのこと、たくさん取り上げていただいて、本当に感謝しています」と頭をさげ、関口は「いやいやいやいや、こちらこそ。どうもありがとー」と最後の「とー」に力を込めて返した。

関口と中西氏のやりとりは試合のVTRも含めて5分間。中西氏に切り替わってからは関口との会話はなく「おはようございます。さっそくごらんください」と北朝鮮戦のVTRにつなぐ急ぎようで、関口へのあいさつの時間を計算してサッカー情報を伝えたようにもみえた。