国際弁護士の湯浅卓氏(68)が24日、TBS系「サンデー・ジャポン」(日曜午前9時54分)にVTR出演。ドジャースが大谷翔平投手(29)の通訳を務める水原一平氏(39)を、違法なスポーツ賭博に関与したとして契約を解除したことについて言及した。

「水原さんが追い詰められていた理由の1つとして考えられるのは、その(違法賭博の)業界の人から、『我々の業界仲間から金借りないか』っていう誘いを受けていて。さすがにその段階になって、あまりの高利に気が付いて、やっとその段階で自分はハメられたと気付いた」と私見を述べた。

さらに「違法賭博の業界関係者が大負けしている人にお金を貸すこともあるのか」との問いには「お金を貸すっていうのが常とう手段。最悪の犯罪に直結するような、一歩手前のところまで彼は、ヤバイ状況に追い詰められていた可能性が高い」と話した。

米大手スポーツ局「ESPN」電子版によると、水原氏は同メディアの19日の取材で、当初は大谷が同氏の借金返済を行ったと話していた。大谷は昨年、数カ月の間に自分のコンピューターにログインし、水原氏の見ている前で送金を行ったとし、大谷が水原氏にお金を渡さず自分で送金した理由について「彼はお金に関して、私を信用していなかった。賭博に使ってしまうことを危惧していた」と説明したという。

しかし、同メディアが大谷の代理人に話を聞くためコンタクトを取った後、大谷の弁護士が声明を発表。水原氏も20日に前日の発言を撤回し、大谷は賭博のことも借金のことも何も知らなかったと話したという。

さらに大谷の銀行口座から少なくとも450万ドル(約6億7500万円)が送金された容疑があるという。さらに水原氏は前日の開幕戦後のクラブハウスで、選手らの前で自身がギャンブル依存症であることを告白。このような報道が出ること、そして全て自分の責任であることを明かしたとしている。

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