テレビ朝日の下村彩里アナウンサー(29)が、26日まで自身のインスタグラムを更新。能登半島地震で大きな被害を受けた石川県志賀町でボランティア活動を行ったと報告した。

下村アナは「釘が飛び出た木材 割れて尖った瓦 雨水が染み込み重くなった畳 無限に続くのではないかと思うような地道なバケツリレー」と伝え「先日、お休みを使って私は志賀町のボランティア活動に参加してきました。県内外から集まったボランティアの方々は、経験者の方もいれば、初めて参加するという大学生や、高校生と母親の親子もいらっしゃいました」とボランティア活動を報告。

「およそ5時間の作業。その時間は『あっという間』に感じ、また同時に『まだまだ足りない!』という思いも強く残りました」と活動を終え、思いを吐露した。

続けて自身の活動を報告し「比較的多くのボランティアが入ることができている志賀町ですが、特に被害が大きかった富来にはまだ手付かずの家屋も多く見られます。私達が作業をすることなったのは、地震で裏山が崩れ、倒壊してしまった建屋の瓦礫の撤去。崩れた建物は、山の斜面にあり家財はもちろん、壁や柱など、ありとあらゆるものをバケツリレーで1つ1つ運んでいく必要があります。一口に『瓦礫の撤去』と言っても決して簡単な作業ではないことを強く実感」と記した。

さらに「50人近くのボランティアが作業にああたって何とか1つの建物の瓦礫を片付けることができましたが。あたりを見回せば同様の建物がいくつも残っています」と現状を訴えた。

下村アナは2月中旬に、取材で珠洲市を訪問しており「『どれだけ人手があっても足りないですよ』と以前取材の時に語って下さったボランティアセンターの方の言葉を、身に沁みて感じた一日でした」。

被災地の惨状を目の当たりにし「それでも志賀町では、様々な企業などからの貸し出しや提供もあり、ようやく資材が増加したとのこと。いくら人手があっても、人を運ぶための車や瓦礫を運ぶトラックといった資材が整わなければ、効率的な活動は難しい。人手と資材のバランスも、実はとても大切なことだと感じました。こうした好循環が奥能登全体にも広がることを、強く願うばかりです」と願い投稿を結んだ。