日本テレビ系演芸番組「笑点」(日曜午後5時30分)の新メンバーに立川晴の輔(51)が就任した。7日放送の同番組内で発表された。3月末で勇退した林家木久扇(86)の後任。落語立川流のレギュラーメンバー就任は、初代司会者・立川談志以来、55年ぶりとなる。

番組は新メンバー登場を心待ちにするメンバーからのあいさつから始まった。司会の春風亭昇太が「それでは早速、新メンバーの方に登場して頂きましょう!お願いします!」と声をかけると、勇退したはずの木久扇が登場するサプライズ。「どうも新メンバーの木久扇です」とボケ、メンバー全員から総ツッコミを浴びた。「自分から新メンバーを紹介したい」という思いで出演したといい、晴の輔を紹介した。

晴の輔はBS日テレ「笑点 特大号」の若手大喜利コーナーで活躍しており、2019年には三遊亭円楽の代演として「笑点」にも出演したことがある。これで「笑点」メンバーは、晴の輔と司会の昇太をはじめ、三遊亭好楽、三遊亭小遊三、林家たい平、桂宮治、春風亭一之輔、座布団運びの山田隆夫の布陣に。東京・江戸落語界に分かれている4つの団体、落語協会、落語芸術協会、落語立川流(立川流)、五代目円楽一門会(円楽党)の全ての落語家がそろう史上初の構成となる。

笑点では一昨年加わった桂宮治、昨年の一之輔に続き3年連続での新メンバー加入で、若返りが進んでいる。

◆立川晴の輔(たてかわ・はれのすけ)1972年(昭47)11月21日生まれ、神戸市出身。岡山・作陽から東農大農学部卒。97年に立川志の輔に入門。志の吉を拝名。03年に二つ目昇進。13年に真打ちへ昇進し、志の吉から晴の輔へ改名。BS日テレ「笑点 特大号」(火曜午後8時)の「若手大喜利」、ニッポン放送「週刊なるほど!ニッポン」(日曜午前4時50分)に出演中。