23年12月に脳梗塞を発症して休養していた、お笑いコンビ・なすなかにし那須晃行(43)が、8日にTBS系で放送された「ラヴィット!」(月~金曜午前8時)で、約4カ月ぶりに復帰した。那須は、いとこで相方の中西茂樹(46)とともに月曜レギュラーを務めてきた。

中西がオープニングトークの中で、那須の休養中においでやす小田(45)と組んだ「おいでやすなかにし」が「(那須の休養で)4カ月がたちながら『倍の倍の倍やー!』しか、レパートリーがない。披露したい」と宣言。新たなロケオープニングのボケとして、万歳と「倍の倍の倍やー!」を絡めたボケを披露した。

ただ、受けずに1度、裏に引き下がった後、那須が中西とともに登場。マネジャーの公式X「なすなかの日常」が3月14日に「皆様、お待たせしました!!パーマ那須です。お仕事復帰までもう少しお待ちください!」と近影を紹介していた、パーマをかけた新ヘアーで照れくさそうに笑みを浮かべた。そして「どうも~カメラ、こっちやった」とネタを披露すると、那須は「本当に…本当に」と口にして感極まって涙ぐみ、右手で口元を押さえた。そしてMCの麒麟・川島明(45)と熱い抱擁を交わすと、丸山桂里奈(41)も涙を流した。

那須は「(番組を)もちろん、見ていました。相方とずっとロケをしていただいて小田さん、ありがとうございました」と小田に感謝した。すると中西も「今、そこで初めて会った」と休養後、初めて会ったと明かした。那須は、川島から「なすなかにし、復活です」と祝福されると「ありがとうございます」と頭を下げた。そして「いやぁ、うれしい」と喜んだ。

那須は、23年12月12日に脳梗塞を発症し、緊急のカテーテル手術を受けたと同17日、所属事務所の松竹芸能が公式サイトで発表した。同社は「医療関係者の方々に迅速に対応していただいた事もあり、幸い大事には至らず、現在は回復に向けて入院治療を受けております。その為、当面は治療に専念し、休養させて頂く事になりました」と説明していた。

松竹芸能関係者によると、那須は降圧剤を服用していることなどは公言してきたが、オフで外出中に体調が悪くなり、緊急手術を受けたという。当初から意識はあり、那須と22年5月に結婚した妻のタレント濱田准(35)もXで「本人はとても元気で、今はじっくりゆっくり夫婦の絆を確かめ合っているところです笑」と報告していた。中西も「従兄弟がしばらくお休みします。何も心配はいりません。復帰の際には私と晃行2人の手でハート作ろうと思ってます。親族自慢の晃行の帰りを皆様どうか笑顔で待っていてください。毎日を楽しく過ごしましょう!」とコメントしていた。

復帰の時期について、松竹芸能は「本人の健康を最優先とし、担当医と相談の上で活動再開に向けて最善を尽くす所存です」と明言していなかったが、その後は順調に回復。「なすなかの日常」は、今年1月13日に那須の退院を報告し「復帰に向けてリハビリを行っていきますので、あともう少しだけお待ちいただければと思います」と説明していた。

那須の休養中も、コンビの仕事は順調に決まり、3月22日にはMBSで20日スタートの新番組「土曜のあさはほめるちゃん」(土曜午前6時半、関西ローカル)のメインMCへの就任が発表されていた。「なすなかの日常」は「那須さんがお休みをしている中で、新番組のMCというかたちでオファーを頂きとても嬉しいです!!那須さんの復帰まで、もう少しだけお待ちください」と報告していた。

那須は、番組の最後に「すごく楽しくて…何か、実家にいるみたい。コメントも、勘が鈍っちゃって」と復帰した感想を報告。中西は「VTRにツッコんだり…やっぱ、うまかった」と那須をたたえた。那須は「本当に今日から始めます」と、改めて仕事の再開が「ラヴィット!」からだと強調した。