英国のヘンリー王子(39)とメーガン妃(42)夫妻が、2020年に複数年の大型契約を結んだ動画配信大手ネットフリックスで2つの新プロジェクトを進行させていることが分かった。

夫妻の制作会社アーチウェルプロダクションが、2本の新シリーズ制作の初期段階にあるとオンラインメディアのデッドラインが報じた。タイトルや公開日は、後日発表されるという。

いずれもノンフィクションシリーズで、最初のシリーズはメーガン妃が料理やガーデニング、おもてなしや友情の喜びを祝う内容になるという。メーガン妃は先月、自身のライフスタイルブランド「アメリカン・リヴィエラ・オーチャード」の立ち上げを発表したばかりで、これに続く新番組のスタートとなる。独身時代にライフスタイルに関するブログを運営していた妃が新たに立ち上げたブランドは、ガーデニングや食器などのキッチン用品、ジャムや野菜のスプレッドなどの食品に焦点を当てたものになると伝えられている。

女優で歌手のセレーナ・ゴメスの人気料理番組をプロデュースするリア・ハリス氏がショーライナーを務め、米CNNで放送されたセレブシェフの故アンソニー・ボーデインさんのドキュメンタリーシリーズ「アンソニー世界を駆ける」を手がけたマイケル・スティード氏が監督を務める。

2本目のシリーズは、ヘンリー王子が熱心な愛好家として知られるポロの世界を描く番組となる。主に米フロリダ州ウェリントンで開催される全米オープン・ポロ選手権が舞台となり、最高レベルで競うプロのポロの世界に迫る内容で、夫妻が製作総指揮を務める。

夫妻は、これまでネットフリックスで2020年の王室離脱から米国での新生活までを追った夫妻のドキュメンタリー「ハリー&メーガン」を含む3本のノンフィクションシリーズを制作している。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)