東大准教授の斎藤幸平氏(37)が14日、TBS系「サンデー・ジャポン」(日曜午前9時54分)に生出演。
ドジャースの大谷翔平投手(29)の銀行口座に不正アクセスし違法賭博胴元に送金したとして銀行詐欺容疑で訴追された元通訳・水原一平容疑者(39)が12日(日本時間13日)、ロサンゼルスの連邦地裁に出廷し保釈されたことについて言及した。
水原容疑者容疑者は2021年から違法のスポーツ賭博にはまり、大谷の口座から1600万ドル(約24億円)を盗み負けの借金返済に充てており、その詳細な手口が連邦捜査機関の訴状で明らかになった。
斎藤氏は「精神的にプライベートまでサポートしていると思ったら、裏では全部の情報を操っている、とんでもないことをやっていた」と切り出した。そして「浮かび上がってきたことを考えると、今回ギャンブル依存症に追い込まれちゃったから、大谷選手の口座に手を付けたというよりは、かなり早い段階から計画的にやっていた」と続けた。
さらに「私が怒っているのは」と大谷のメジャー移籍当時から代理人を務めるCAAのネズ・バレロ氏の名前を挙げ「代理人たちが、口座でこんなことが起きているのに、日本人のスタッフを雇ってないし、そういうことが、こういう問題を引き起こしている。彼らの責任問題もある」と私見を述べた。
さらに「バレロ(氏)が今度は大谷に不動産業も大谷(選手)にやらせようとしていて、これも今度大谷選手が代理人の食い物になってしまうんじゃないかっていうことを心配しています」と続けた。
バレロ氏は連邦当局の捜査に対し、事務所には日本語を話せる職員は誰もおらず、大谷との会話や連絡はすべて水原容疑者だけに頼っていたと明かした。
同氏と経理担当、財務アドバイザーが経理業務のため口座情報のアクセスを何度か求めたが、水原容疑者がその都度「この口座は私的なもので、オオタニは情報を誰にも見られたくないと話している」と拒否。そのため、不正な送金に気付くことができなかったという。
一方、大谷は捜査に対し「代理人と経理担当、財務アドバイザーがその口座情報にアクセスしているものと認識しており、同容疑者に口座の管理を任せたことはない」と説明した。