大黒摩季が13日、令和6年能登半島地震の被災地復興支援コンサートを横浜のKT Zepp Yokohamaで開催した。

主催者として「震災が起こったばかりの頃は多くの人が被災地のことを気にかけているが、だんだん忘れていってしまっている」として「まだ復興がしっかり始まってもいない。まだ苦難の中にある被災地・能登のことを忘れないで」と呼びかけた。

トップバッターは、ポップスピアニストのハラミちゃん。ボーカルは大黒で「悲しいということの状況に寄り添いたい」としてザ・フォーク・クルセダーズの「悲しくてやりきれない」。そして応援と再出発の思いを込めて「銀河鉄道999」を披露した。

DEENはボーカルの池森秀一と大黒が同じ北海道出身。「このまま君だけを奪い去りたい」「ひとりじゃない」を届けた。

続くA.B.C-Zは「オリジナルストーリー」「頑張れ、友よ!」をパフォーマンスした。

小林幸子は「おもいで酒」「千本桜」を歌唱。故郷の新潟・中越地震や東日本大震災の被災地へのボランティア活動を続ける小林は、歌うことへの思いを明かした。恩師古賀政男さんに弟子入りした9歳の時に「歌ではおなかは一杯にならない。でも人の心を温かくすることはできる。そんな温かくできる歌を歌える歌手になれ」と言われたエピソードを紹介して「皆さん(聴く人)が喜んで、心が穏やかになってもらえるなら歌い手冥利(みょうり)に尽きる」と話した。

TRFのYU-KIはヒットメドレーとして「BOY MEETS GIRL」「masquerade」「DA・KA・RA」「survival dAnce~no no cry more~」の4曲を熱唱した。

本編最後には大黒が、昨年亡くなったKANさんの「愛は勝つ」、そしてZARDの「負けないで」と、応援歌のスタンダードナンバーをカバーした。

ほかにスーパー太鼓トリオ、Team Black Starzが参加し、大黒とゲスト出演の7組が約2000人の観客とともに能登復興への思いを1つにした。

1週間のアーカイブ配信を行い、その売り上げも寄付に充てられる。詳細はhttps://maki-ohguro.com/live/20240413.html。義援金は大黒が現地に届ける。