米歌手テイラー・スウィフト(34)が、19日にリリースした通算11枚目となる新アルバム「TeTortured Poets Department」で、犬猿の仲として知られるタレントで実業家のキム・カーダシアン(34)をディスっていると話題となっている。

問題となっているのは、「thanK you aIMee(日本語訳はありがとうエイミー)」という楽曲。意味不明のタイトルだが、よく見ると「K」「I」「M」の文字が大文字になっており、「スプレーで日焼けした銅像」の歌詞もあることから、ファンの間ではこれはカーダシアンに向けた楽曲であるとうわさされている。「エイミー」を学校のいじめっ子のような人物として描写する同曲で、スウィフトは「あなたが私に感じさせたことが許せない」「夜空に向かって血が噴き出るように、“くそったれ、エイミー”と叫んだ」などと歌っている。

スウィフトとカーダシアンの因縁は、2009年のMTVビデオミュージック・アワード授賞式までさかのぼる。当時カーダシアンの夫だったラッパーのカニエ・ウェストが、スウィフトの受賞スピーチに乱入し、「ビヨンセが受賞すべきだった」と言及。さらに16年にはウェストが自身の楽曲「Famous」で、「テイラーとまだセックスできるかも」「俺があの女を有名にしてやった」と歌ってバトルが再熱し、この時カーダシアンがスウィフトを「うそつき」呼ばわりしたことから因縁の間柄になったとされている。

ちなみにスウィフトは、今回のアルバムで6年間交際した英俳優のジョー・アルウィンやバンドThe 1975のフロントマン、マット・ヒーリーら元カレについて歌った楽曲も発表している。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)