気象予報士の森田正光氏(74)が22日、Xを更新し、初期の肺腺がんで手術を受けたことを報告した。

肺腺がんとは、肺がんの一種。がんが発生した組織や、できた部位によって分類される。大きく分けると腺がん、へんぺい上皮がん、大細胞がん、小細胞がんの4つとなる。

肺腺がんは肺がんの中では一番多いタイプ。発生率には男女差があり、肺がんの内、男性が4割、女性が7割以上が肺腺がんで占めている。

肺腺がんの特徴として、「初期にはほとんど自覚症状がない」「喫煙との因果関係が薄く、非喫煙者も発症しやすい」「男性より女性に多い」などがある。

過去には故野際陽子さんが肺腺がんで亡くなり、歌舞伎役者の中村獅童は初期の肺腺がんを手術で克服している。

森田氏はXを通じて「ご報告です。メキシコ皆既日食前に検診を受けたところ、左上葉部に肺腺ガンの疑いがみつかりました。ごく初期でラッキーでした」と、5日にメキシコに皆既日食を見に行く前の健診で発覚したと説明。「帰国後の4/18に胸腔鏡手術を受け、回復は順調です。肺機能の10%くらいに影響が出そうですが、リハビリで軽減させられるとのことです」と報告した。

森田氏は「みなさまには御心配とご迷惑をおかけいたしました。日食にいかなければ手遅れになったかもしれない。と思うと #人間万事塞翁が馬 ですね。 #肺腺ガン」と、早期発見できたことに安堵(あんど)した。