歌手倉木麻衣(41)が25日、東京・東急プラザ銀座で26日から開催される「倉木麻衣 25th Anniversary」展のオープニングセレモニーを行った。

今年12月8日にデビュー25周年を迎える。展覧会のサブタイトル「2525(ニコニコ)」には、展示物などを通じてファンを「ニコニコの笑顔にしたい」との思いを込めた。初ライブなどの衣装20点やポスター27点、直筆歌詞8点、本人そっくりの等身大フィギュアなど100点以上を展示する。

「見どころは全部。細部にわたって見どころです」。特に建物外壁にファーストアルバム「delicious way」の特大写真があることに衝撃を受けたようで「見た瞬間に、当時にタイムスリップできる」と感激していた。等身大フィギュアの精巧な出来栄えにもビックリしたようで「ビッくらきです」。ダジャレで驚きの強さを表現して「まるで鏡を見ているよう。皮膚の感じや髪の分け目もそっくり。何度見直しても『ビッくらきです』」と繰り返した。「(フィギュアが)ステージにそのまま登場したらどうなんだろうと思っています。衣装も実際のもの。同じ衣装で飾ってある場所にいようと思ったけど衣装が1着しかないんです」と残念がった。

倉木は25周年記念のメモリアル活動をいくつか準備。第1弾がデビューからの全440曲のサブスク配信で、今回の展示会は第2弾になる。

99年10月に「Maki-K」名義の「Baby I Like」で全米デビューし、同年12月8日に倉木麻衣として日本デビューした。ファーストアルバム「delicious way」が400万超のヒット。07年からは中国、韓国、台湾などのアジアでも活動を開始。音楽だけでなく、カンボジア寺子屋支援などの社会活動にも積極的に参加している。

これまでの国内CDトータルセールスは2000万枚超。シングル42作の全てがオリコンランキング入りをして、ソロ歌手1位の記録を更新中の歌姫だ。

展覧会は5月6日まで。入場無料。