3月末で放送作家と脚本家を引退した鈴木おさむ氏(52)が1日までにインスタグラムを更新。膀胱(ぼうこう)がんの「扁平(へんぺい)上皮がん」を公表したラッパーの漢a.k.a.GAMIが出演する動画を撮影した経緯を説明した。

鈴木氏は、ヒップホップグループ「練マザファッカー」の元リーダー、D.Oによる楽曲「スタンド・バイ・ミーREMIX feat. Red Eye ,漢a.k.a. GAMI」のミュージックビデオでディレクターを担当。同MVは冒頭、漢による闘病などに関するコメントから始まり、入院する病院へ向かう道のりや、手術直後のシーンが収められている。

鈴木氏は「ラッパーのD.Oさんに、STAND BY MEのREMIXのМVを頼まれました。3月以内に撮影しようとしたら、漢さんが膀胱癌の話を打ち明けてくれました。それを聞き、入院する朝、病院に行くまでの漢さんを送るまでを1カットで撮影することにしました」と経緯を説明。

「放送作家は辞めましたが、友のため、ここでやらないでどうする!と撮影しました。生きてたら辛いこと、しんどいこともあります。今日、そんな思いをしてる人にも見てほしい。この日にしか、撮影出来ないМVです」と思いをつづった。

漢は膀胱がんの疑いで2月29日に入院し、手術を受けていたが、4月18日にインスタグラムで「前回の手術の結果、扁平上皮癌(膀胱癌)と言う事がわかりました。症例の少ない稀な癌で進行が早い様です。1日でも早く健康な身体を取り戻し、元気な姿で復活する為に膀胱全摘+回腸道管造設術を選択しました。昨日から入院をし明日の手術に備えてます。術後はICUに入り1日経過を見て問題なければ普通病棟に戻れるとの事でした」と説明。

同22日には病室内で撮影した動画内では、「何はともあれ、順調に回復に向かっています」と術後の経過を報告していた。