タレントのラサール石井(68)が1日、X(旧ツイッター)を更新。テレビ朝日系「報道ステーション」大越健介キャスター(62)の2025年大阪・関西万博をめぐる発言に不満を募らせた。

4月30日の同番組では、万博の開催まで1年を切った大阪の様子を大越アナがリポート。建設中の万博会場でシンボルの大屋根(リング)などを取材した後、街の人々から万博開催に対する賛否の意見を尋ねたが、反対意見は取り上げられなかった。

また、大越アナが「大屋根に上ったら、結構いいですよ」と肯定的に話す場面もあった。大阪府の吉村洋文知事へのインタビュー取材では「税金も入っているし、みんな一番言いたくなることで、費用が増えているじゃないですか。資機材高騰しているので理由はわかるけど、ちょっと計画が甘かったんじゃないかという声はあります」と批判意見に関して説明を求めた。

これに、吉村知事は「どうしてもこの2年間で、経済の専門家すら予測できなかったウクライナの侵攻であったり、急激な円安があって、資材等が1・3倍に増加しています。公共事業全体が、民間の事業もそうだと思うんですけど、万博に限らず起きている現象だと思っています。建設費が増額したことに対する、必要なこと(増額)だとつながってくる。あわせて説明をていねいにする必要があると思っています」と答えていた。

ラサールはこの放送内容を受け、「万博をどう扱うのかと思ったら在阪局と同じ完全なヨイショ宣伝番組。知事に問題をぶつけるふりして、予算倍増は価格高騰のみの理由。街中インタビューでは賛成意見のみ。大越アナが『大屋根リングけっこういいですよ』と勧誘。なんだよ。ガッカリだ。この人局のいいなりなんだ」と大越アナへの不信感をあらわにした。