timelesz篠塚大輝(22)を取材する機会に恵まれた。自分の考えを理路整然と言葉にする知的さはもちろんだが、言葉の端々に宿るストイックさも印象的だった。

グループに加入し、現在約4カ月。すでに演技仕事も経験しており「面白さに気付きました」と表情は明るい。撮影現場での指導に加え、自主的にプラスアルファで工夫も。「ネットで調べたり、俳優さんや舞台役者さんがやっているブログを見たりしました」。斬新な手法だがここでも“自主練”を積んでいた。

決まり切った正解がないところが、演技仕事の楽しさだったという。「基本物事って正解があると思うんですけど、演技は人によってやり方も違う。“こうしておけば良い”というのがないというか。もしかしたら自分なりの演技方法を見つけることができるかも知れないし、それが“味”というものになったりするのかなと」と想像を膨らませた。「勉強やゲームも攻略法がある。趣味のマージャンも正解があると言えばある。エンタメのお仕事はそういうのがない。正解がない世界に飛び込んだのかなと。楽しそうで頑張れそうです」。

賢く冷静。と同時に純朴な素顔も同居する。篠塚が初めて単独で表紙を飾った美容雑誌が発売前から増刷されたことが以前話題となった。本紙カメラマンが撮影時にその話題について触れると、篠塚は少し照れつつ「おかげさまでそうなんです。僕も何とかして手に入れたいって思っているんですが…」とぽつり。同席していたマネジャーから即座に「見本誌が届きますよ」と突っ込まれ、再び照れ笑い。慣れていないが故の言動なのだろうが、一瞬でその場を和ませてくれた。 向上心の高さや謙虚な姿勢も、1時間足らずの取材時間の中で垣間見ることができた。変わっていくことも難しいが、変わらないことも大変だったりする。「絶賛探し中」という武器も見つけながら、今ある魅力も大切に、ファンに活力を与えるすてきなアイドルになって欲しい。【望月千草】