松田美由紀(64)が15日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で行われた短編映画製作プロジェクト「MIRRORLIAR FILMS Season8」公開直前舞台あいさつに登壇した。前日14日に長女松田ゆう姫(38)が、Dリーグ・フルキャストレイザーズ所属のダンサー・アーティストのKTRこと後藤慶太郎(35)と結婚後、初の公の場で、祝福されると「とってもうれしくて、ようやく母業が終わりますので、映画作りに励みます」と照れ笑いを浮かべた。

この日は、自身が監督・脚本・編集を務めた初の劇場公開監督作「カラノウツワ」が上映されることを喜んだ。「念願がかないまして、この年から、目覚めちゃいました。女優、写真アートディレクター…いろいろなことをやってきましたが、脚本、監督、編集…幸せでした」と満面の笑みを浮かべた。

「カラノウツワ」は、松田が1982年(昭57)のフジテレビ系ドラマ「北の国から」で知り合って、親友になった原田美枝子(67)を主演に迎え、パチンコ屋を舞台に、原田演じる文子と佐藤緋美(26)が演じる店員・土井の邂逅と交流を描いた。松田は「カラノウツワ」まで2年、映画を製作するため構想を重ねた。その中で「原田美枝子さんに、お願いする時から決めていて。『北の国から』の時からの親友で、いつかお願いしたかった。『これだったら、やってみる』と言ってくださって」と原田にオファーした経緯を振り返った。

その上で「ラーメン屋さんだったら、どこがおいしいかわかる。俳優をやっていたら、どんな俳優がすばらしいか分かると思う。悔しくて、あの人の方がすてきだと言えない。親友以前に良い俳優だと思っていた。幸せでした」と笑みを浮かべた。

そして「長編の監督をやれたら人生、全く、問題ない。頑張ります。この年から夢って、作って良いのかと思いますけど、アートを広げるために頑張ります」と意気込んだ。

◆「カラノウツワ」パチンコ店に似つかわしくない、上品な雰囲気を漂わせる常連客文子(原田美枝子)は、店に忘れ物をしたことをきっかけにパチンコ店のアルバイト土井(佐藤緋美)と一緒に喫茶店を訪れる。複雑な家庭環境で育ったがゆえに、這い上がり方がわからないと話す土井に、文子は親の遺産を多く所持していると漏らす。札束の入った封筒を見せながら「もし私の財産を譲ったら、あなたは幸せになれる?」と真剣な表情で問う。65歳と24歳、どこか“似た者同士”の2人は交流を続けていく。