デビュー40周年の歌手坂本冬美が59歳の誕生日の30日、東京・赤坂のビルボードライブ東京でコンサートを行った。17年、25年に続く3回目の同所公演。過去9作発売したカバーアルバムから「独断で私の好きな曲を選んで歌う」というスペシャルライブだ。
盛大な拍手に迎えられながら青色のシックで豪華なロングドレスで登場。ビリー・バンバンのカバー曲「また君に恋してる」で幕を開けたが、途中で歌詞を忘れて「なんだっけ」と頭を抱えるシーンも。
最初のMCで「大切な曲なのにいきなりやってしまいました。でも1回やっておけば後が楽かな」と気を取り直して再開。野太い声で「冬美ちゃ~ん」の歓声が飛び交うと「ありがとうございます。そのかけ声はホッとするのですが、ここは市民会館ではございません。ビルボードですよ」と笑わせて盛り上げた。
沢田研二の「時の過ぎゆくままに」の曲紹介では「次は『時の流れに身をまかせ』です。あっ、間違えた。これはテレサ・テンさんだ」。
ビリボードの持つ独特の緊張感から言い間違いなどはあったが、歌唱は紅白歌合戦に37回出場の実力者らしく堂々としたもの。特に紅白で10回歌唱した代表曲「夜桜お七」では妖艶な歌唱と迫力満点のパフォーマンスで会場を大興奮の“冬美カラー”に染めきった。
最後は新曲「遠い昔の恋の歌」とカップリング「しあわせ十色」を熱唱。「59歳まで歌ってこられて幸せです」。笑顔でファンに感謝し、50代のラストイヤーを全力で駆け抜けると誓った。



