文芸春秋は17日、10日発売の東野圭吾さんの小説「真夏の方程式」の文庫版が発行部数100万部に達したと発表した。

 天才物理学者が事件を解決する「ガリレオ」シリーズの単行本6作目を文庫化。発売8日目でのミリオン到達はシリーズ最速という。

 同社によると、初版は30万部だったが、書店での反響が大きく注文が殺到。同シリーズを原作にしたテレビドラマが放送中で、6月29日からは「真夏の方程式」原作の映画も全国公開されることがヒットにつながった。

 今回の増刷でシリーズは単行本と文庫本合わせて累計1139万6000部。シリーズ中で最も売れている作品は第1作「探偵ガリレオ」の文庫版で218万部。