「東アジア文化都市」広報親善大使を務める6人組アイドルグループ、でんぱ組.inc(以下=でんぱ組)が12日夜、横浜市で全国ツアーライブを開催し、今月30日のDeNA-巨人戦(横浜スタジアム)で始球式を行うこと発表した。

 7曲目の「でんぱれーどJAPAN」を歌唱後のMCで、ファン約1100人に伝えた。突然、古川未鈴が右肩をぐるぐる回し、切り出した。

 「横浜と言えば…でんぱ組.incは、8月30日の横浜DeNA戦で始球式を行うことになりました。ミニライブもします!!」

 サイリウムを振り回すファンからは「絶対行く~」「早く投げて~」などと悲鳴のような歓声が飛び交った。古川も「消える魔球投げます!!」と宣言。続いて、夢眠ねむも「私はアンダースローで行きます」と、まさかの女性アイドルでは珍しい下手投げを披露することを明かした。

 関係者によると、メンバーに野球経験者はいないという。この日のライブでも、カラーボールを客席に投げ込む場面があったが、手投げのためボールが遠く投げられなかった。学生時代の体育測定でソフトボール投げが11メートルだったという相沢梨紗は「キャッチャーまでボールが届くか心配…」と不安を口にした。投手から本塁までの距離は、18・44メートルだ。

 藤咲彩音は「ハマの番長」こと三浦大輔投手(40)に「投球動作やボールの指のかけ方を教えてほしい」とアピール。ボールは届かなくても「せめて、フォームだけはキレイに投げたい!!」と意気込んだ。

 バスケットとバドミントン経験のある、でんぱ組の“エース”の最上もがは「ストライク投げますよ~」と右肩をぐるぐる回し、早速、肩を温めていた。

 ライブでは、新曲「ちゅるりちゅるりら」など計17曲を熱唱した。

 また、9月4日には横浜市のKAAT神奈川芸術ホールで行われる「日中韓芸術祭」に出演し、ダンスパフォーマンス集団のコンドルズらと共演する。