バイオリニスト葉加瀬太郎(46)が21日、東京・渋谷のNHKホールで行ったコンサートで、96年に解散した3人組クラシックユニット、クライズラー&カンパニーの19年ぶりの再結成を発表した。「24年前に結成したクライズラー&カンパニーを25周年を記念して再結成します。ぜひ楽しみにして」と話した。

 来年2月25日にアルバム「NEW

 WORLD」を発売。5月から全国10カ所でツアー、ラストの東京公演は19年ぶりに日本武道館での開催することになり、メンバーの竹下欣伸は「再結成が決まり、久しぶりに以前の僕らのアルバムをじっくり聴いて見た。何か猛烈に未知の音楽を試そうともがく若き音に、瑞々しさを感じた。この楽曲たちを今の僕らの年齢、感じ方でもう1度、ちょっとリラックスしてリメークしてみた。ソロとはまた違う葉加瀬の壮快なバイオリンを楽しんで欲しい」。斉藤恒芳は「音楽への思いはいつになっても変わらない。若いとき老成していたのか、今が幼いのか、変わらない3人が再び集まって作った音楽は、今でも紛れもなくクライズラーだった」とコメントを発表した。