音楽プロデューサーの小室哲哉(52)が5日、東京・早大の「早稲田祭」で単独ライブを行った。先月25日に、くも膜下出血で倒れた妻の歌手KEIKO(39)が手術を受けて以来、公の場に登場するのは初めて。KEIKOらとのユニットglobeの曲など7曲を、シンセサイザーを駆使し、腕を振り上げて演奏。妻への応援を呼び掛け「かっこいい音楽を作っていく」と曲作りへの意欲を改めて宣言した。看病でつらい日々だが、母校の学園祭のため出演を決意したという。

 約3000人の早大生らが集まった「記念会堂」に小室が登場すると、歓声が湧き上がった。globeの曲「Love

 again」が流れ、KEIKOの歌声がホールに響く。小室はそれに合わせて何台ものシンセサイザーやキーボードを操作して曲を演奏。全身でリズムをとりつつ、感極まったような表情で人さし指を立て、何度も両手を天に突き上げた。

 globeの2曲を含め計7曲を約30分演奏。最後にマイクを持った早大社会科学部出身の小室は「早稲田OBです。(みなの)先輩(笑い)。でも早稲田祭に呼ばれたのは今年が初めてです」と笑顔で話した。

 その後、妻について「KEIKOが急に倒れまして、今日(ライブを)できるかなと思ったんですが、毎日(病院の)先生たちが頑張ってくれて。KEIKOも頑張ってくれてるんで、ファンのみなさんもよかったら見守ってください。応援よろしくお願いします」と呼び掛けた。

 さらに「大震災があって、僕やKEIKOよりももっと大変な思いをしている人がたくさんいらっしゃいます。僕のようにステージで音楽をやらせてもらっているというのは、すごく幸せなことだと思ってます」と話し、「これからもみなが楽しめる音楽を頑張ってやっていきたい。間違いなく、かっこいい音楽を作っていきますんで、よろしくお願いします」と曲作り継続を宣言した。

 ライブは8月下旬、早大の音楽サークルからオファーがあり実現した。先月、KEIKOが倒れ、小室は一時、出演するか迷ったが、母校の学園祭であることから出演を決意したという。ツイッターでも4日「皆さんに楽しんで貰える様、シンセを弾きまくりますね」とつぶやいた。関係者によると、KEIKOは、話し掛けられたことに対しうなずく程度の反応ができる状態になり、来週にもICUから一般病棟に移れる見込みだという。