「2012ユーキャン新語・流行語大賞」(「現代用語の基礎知識」選)表彰式が3日、都内で行われ、タレントのスギちゃん(39)の「ワイルドだろぉ」が年間大賞に選ばれた。

 はだしにショートパンツ姿のスギちゃんは発表を聞くと両手を高々と上げた。「(所属事務所の)社長が裏で手を回してくれたおかげだぜぇ~。やったぜ、社長!!」と叫び、関係者約700人の笑いを誘った。同じ事務所では、03年にダンディ坂野「ゲッツ」がノミネートされ、07年に小島よしお「そんなの関係ねぇ」がトップ10入りしたが、その後はそれぞれ苦戦中だ。「社長、2度と事務所で大賞を取る芸人は出てこない。スギちゃんを大事にするんだぜぇ~」と忠告していた。

 先月出席したイベントで「大賞やトップ10入りした芸人は翌年消える」という不吉なジンクスを報道陣から聞かされた。最近では「だっちゅ~の」のパイレーツや「なんでだろう~」のテツandトモ、「グ~」のエドはるみらが大賞を受賞している。スギちゃんは「消えてやるぜぇ~」と豪語していたが、この日は「もう少し残りたいぜぇ~」とあっさり訂正した。

 9月には番組収録で高さ約10メートルのプールから飛び込み胸椎を骨折した。全治3カ月の重傷だったが、約3週間のスピード退院で話題を集めた。「(今度)いつ飛び込もうか迷っている。死ぬまでワイルドに、そして『ワイルドだぜぇ~』は永遠に不滅だぜぇ~」と、生涯ワイルド宣言。果たして来年も芸能界をワイルドに生き抜いていけるのか。【峯岸佑樹】