先月26日に肺胞出血で死去した元TBSアナウンサー山本文郎さん(享年79)の葬儀・告別式が28日、千葉・鎌ケ谷市の斎場で密葬として営まれた。神式で行われ、近親者ら約30人が参列。出棺の際、仏式の位牌(いはい)にあたる霊璽(れいじ)を胸に抱いた妻由美子さん(48)は報道陣に深く一礼。近所の人から「お疲れさまでした」と声が掛かると「ありがとうございました」と涙をこらえながら深々とお辞儀をして霊きゅう車に乗り込んだ。

 トークショーを一緒に行うなど親交のあった九重親方(58=元横綱千代の富士)は棺(ひつぎ)を運んだ。棺には「ゆっくり休んでください」と声を掛けたという。「優しい人でした。(思い出は)いっぱいありすぎて、残念でなりません」と目を真っ赤にしていた。お別れ会が後日行われる予定。