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マンスリーマカオ

香港の人気歌手がアンバサダー「マカオ国際映画祭」

昨年の第1回マカオ国際映画祭のようす

 昨年、韓国の人気俳優チャン・グンソクがアンバサダーを務め、華々しくスタートした「マカオ国際映画祭」。2回目となる今年は、アメリカのアクション・スリラー映画「ボーン・レガシー」の主演俳優として知られるジェレミー・レナーと、香港の人気歌手ミリアム・ヨンがアンバサダーを務める。

◆会場…マカオ文化センター・マカオ科学館、シネマコンプレックスなど
◆期間…12月8日(金)~14日(木)

「DEAN&DELUCA」中華圏1号店マカオ上陸

中華圏1号店となる「DEAN&DELUCA」のマカオ店

 ニューヨークに本店を構える食のセレクトショップ「DEAN&DELUCA」が、いよいよマカオに上陸。10月9日、中華圏1号店として、ギャラクシー・マカオ内のショッピングモール「ギャラクシー・マカオ・プロムナード」にオープンした。日本でも人気の「DEAN&DELUCA」だが、マカオ店でぜひ試してみたいのは、オリジナルのメニューだ。

 エスプレッソ・バーでは、マカオで古くから親しまれているコーヒーと紅茶を混ぜた「鴛鴦茶」をアレンジした「ミルクティー&コーヒーゼリー」や、エッグタルトに着想を得た「バーント・カスタード・フラッペ」を提供。

 また、デリのコーナーには「アフリカンチキンのフォッカチャコロッケ」も並ぶ。内装は、床にタイルがあしらわれたポルトガルを思わせる雰囲気。日本とはまた違った雰囲気やオリジナルのテイストを体験してみたい。

ミサや祝賀パレードでお祝い12・8「聖母マリア祭」

 聖母マリアの受胎を祝う記念日として、世界中のカトリック教国で祝日に指定されている12月8日。かつてポルトガルの統治下にあったマカオでは、現在も祝日とし祝い続けている。この日は、カトリック教徒にとってはとても大切な日。聖母マリアにゆかりのある多くの教会でミサが挙げられるほか、司祭を先頭にした祝賀パレードが繰り広げられる。

【世界遺産】マカオ最古の教会「聖アントニオ教会」

マカオ最古の教会のひとつ「聖アントニオ教会」

 「聖アントニオ教会」は、聖ラザロ教会、聖ローレンス教会と並ぶ、マカオ最古の教会のひとつ。聖アントニオは結婚をつかさどる聖人で、多くのポルトガルの人々がここで結婚式を挙げてきた。挙式のたびに花が飾られたことから、中国語で「花王堂」という呼び名でも愛されている。

 当初、竹と木で造られていた建物は幾度と火事で焼失し、そのたびに改装された。白い壁とクリーム色の天井が優しい雰囲気をかもし出す現在の建物は、1930年に建てられたものだ。

 この教会の歴史のあかしとなっているのが、庭にある「1638」と刻まれた石の十字架。これは木造から初めて石造りに建て替えられた1638年に作られたもので、往時をしのばせる大切な遺産となっている。住宅街にあり観光客の姿は少ないが、夜になればライトアップされて、いっそうロマンチックなたたずまいに。中心地のセナド広場からは、歩いて5、6分ほどと近いので、ぜひ、散策コースに入れてみたい場所だ。

【芹沢コラム】にぎやか大三巴街に「みそ小路」!?

「豆醤里」をしめすアズレージョの道路標識

 マカオで一番にぎやかな場所といっても過言ではないのが、聖ポール天主堂跡の前の通り、大三巴街。土産物店が軒を連ね、マカオ名物の肉乾(ビーフやポークのジャーキー)を試食させようと必死の売り子や、杏仁餅(アーモンドクッキー)を買い求める観光客で、いつもごった返している。

 この通りのすぐ近くにあるのが、「豆醤里」という細い路地だ。豆醤というのはみそのことで、道の名を直訳すれば、「みそ小路」とでもいおうか。人がやっと一人通れるぐらいの路地になぜ、日本の食材の名前がついているのかといえば、かつてここで、日本人がみそを作っていたからだという。

 豊臣秀吉が1587年にバテレン追放令を発布したころ、多くの日本人キリスト教徒たちがマカオへ渡った。彼らは聖ポール天主堂の近くに暮らしていたといわれ、まさにこの辺りは、日本人街があったとも考えられる地。文献による証拠こそ残されていないが、「豆醤里」という名は、なによりその証しなのだろう。にぎやかな通りのすぐ近くで、静かに歴史の証人が息づいているのも、マカオの面白さだと思う。




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