史上最年少プロ棋士、藤井聡太七段(16)が31日、名古屋市内で行われた「第16回詰将棋解答選手権」の最上位クラス「チャンピオン戦」に出場した。同選手権は東京、大阪、名古屋の3会場で開催。藤井は前人未到の同選手権5連覇を目指す。

3会場にはプロ棋士やアマチュアなど約100人が参加した。チャンピオン戦は最大39手で詰む難易度の高い10問に挑戦し、正解した問題数とタイムで順位が決まる。午前の第1ラウンド(R)では5問、午後の第2ラウンドでも5問に挑戦する。

名古屋会場に藤井は、いつもの対局に臨むスーツ姿ではなく、カジュアルな普段着で登場。午前11時すぎから始まった第1Rでは集中力を高め、問題に向き合った。幼稚園の頃から詰め将棋を始め、同選手権には7歳から出場。15年、小学6年のときには史上最年少で初優勝した。それ以降、4連覇を達成している。