地方のPR活性化に取り組む「地方PR機構」の主催による「大阪熱血社長の記者発表会」が25日、大阪市内で行われた。

25年の大阪・関西万博に向け「世界の大阪」を実現するために活動する企業の社長4人が登壇し、独自の取り組みをプレゼンした。

国内外に23店舗を出店する「鯖や」代表取締役の右田孝宣氏は種苗から始まるサバの一気通貫ビジネスに向け、来年3月8日に和歌山・田辺市に体験型観光施設「サバビレッジ」を設立することなどを発表。「2030年にはサバの総合商社で世界一を目指すため、日々“サバ”イバルしています」と笑いを交えて発表した。

焼き肉店を展開する「大同門」代表取締役のフォーリー淳子氏は、おいしい大阪の焼き肉を国内外に届ける「大同門SDGsプロジェクト」を紹介。最新の食肉冷凍技術などを試す「焼肉サイエンスラボ」の取り組みについて語った。このほか、足腰の弱化を防ぐオリジナル靴下を開発した豊中愛鍼灸整骨院の内田泰文院長、英会話スクールを運営するアールイーカンパニー代表取締役の多田祐樹氏が登壇した。

主催した地方PR機構は「今年の漢字」や「ひこにゃん」などのPR戦略で知られる殿村美樹氏が設立した一般社団法人。今春「広報PR基礎講座」を立ち上げ、大阪府認定職業訓練として開講した。この日登壇した社長らは講座で習得したPRノウハウを駆使して活動している。