安倍晋三首相が4日、記者会見に出席し全都道府県を対象に5月31日まで、緊急事態宣言を延長すると発表した。

首相は冒頭「緊急事態宣言発出からまもなく1カ月になる。可能な限り国民の皆様にご協力いただけた」と収束に向けた道を着実に前進していると話した。

緊急事態宣言の延長について「現時点ではまだ、感染者の減少が十分なレベルとは言えない。医療現場の皆様が過酷な現実に変わりはない」と話した。

今後について「重症患者の治療に集中しなければならない」。警戒が必要な13都道府県には引き続き「極力8割の接触削減」を求めた。

また、各地への感染拡大を防ぐためとして、「全国を対象として延長することにした」と話した。5月13日をめどに改めて専門家会議を開き、感染拡大が収まっていることが確認できれば「期間満了を待つことなく、緊急事態を解除する」と明かした。