小型惑星探査機「はやぶさ2」から分離したカプセルは6日午前4時47分、オーストラリア南部ウーメラの砂漠地帯で現地入りしている回収チームのヘリコプターが発見し、回収した。カプセルは6日午前2時28分に高度120キロの大気圏に突入し、着地の目標圏内に予定通り、落下した。
5日午後2時30分に、高度22万キロで、はやぶさ2から分離したカプセルは、6日午前2時28分、秒速12キロで大気圏に突入し、空気抵抗と摩擦でカプセル表面は3000度以上の火球となって地上からは流れ星状に確認された。カプセルは同32分ごろに高度80キロでパラシュートを展開させ、位置を知らせるビーコン(電波)を発信した。回収チームは検知した電波から着地地点を特定した。
津田雄一プロジェクトマネジャーは「宇宙パートはパーフェクト、地上パートは完璧」と、喜びをかみしめた。大気圏突入の模様は国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在中の野口聡一宇宙飛行士も船内から見届けて、撮影映像を公開した。
採取したカプセルには太陽系の起源の謎に迫る貴重な試料が入っている可能性が高く、世界的に注目されている。JAXA研究者たちは「竜宮の玉手箱」として期待している。カプセルは現地のクリーンルームで内部のガスを採取を試み、きょう7日に輸送機でオーストラリア出発して8日、日本に到着する予定だ。

