日本維新の会の副代表を務める大阪府の吉村洋文知事(46)は25日、大阪市内で夏の参院選大阪選挙区(改選数4)で同党から出馬予定の候補者の応援演説を行った。候補者2人は国会のため、吉村氏は「公務で帰ってくることができないので、勝手に1人で“エアー応援”させてもらいます」と宣言した。

マイクを握った吉村氏は、自民党の細田博之衆院議長の「議長になっても毎月もらう歳費は100万円しかない。上場会社の社長は1億円は必ずもらう」などの発言について言及した。

「腹が立ってしょうがない」と語気を強め、「上場企業の社長よりも少ない? おかしいちゅうねん。じゃあ、上場企業の社長になったらいいじゃないですか。みなさんに1票を与えてもらって、力をいただく。だから勘定ができないことをする。道のないところに道を作る。それが政治家の役割なんです」とヒートアップ。聴衆に「上場企業の社長と同じ給料をもらうのが政治家の仕事ではない」と訴えた。