小池百合子東京都知事は8日、安倍晋三元首相が銃撃を受け、死亡したことを受け、「ご無事を信じておりましたが、大変残念でなりません」とのコメントを出した。死亡が伝えられる前の定例会見では冒頭、涙声で銃撃事件について「どのような理由であっても、こんな蛮行は許せません。民主主義への挑戦で、激しい怒りを表します。まずはご無事であるよう祈っています」と、時折声を詰まらせながら語った。

2016年(平28)に都知事に就任する以前の衆院議員時代の07年には安倍内閣で、女性初の防衛相を務めた。コロナ禍を受けた東京五輪・パラリンピックの延期をめぐっても首相と都知事として協議を重ねた相手。会見中は取り乱す姿も見せながら「ご無事であることを祈っております」とのべ3回、口にしていた。

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