藤井聡太竜王(王位・叡王・棋王・王将・棋聖=20)が渡辺明名人(39)に挑戦する将棋の第81期名人戦7番勝負第4局が21日、福岡県飯塚市「麻生大浦荘」で行われる。シリーズの対戦成績は藤井の2勝1敗。藤井が史上最年少名人&7冠に「王手」をかけるか。4連覇を目指す渡辺が連勝で追いつくか。対局を翌日に控えた20日、両者は現地入り。前日検分を行った後、ファンや関係者ら約400人が出席した前夜祭で、決意表明を行った。

過去3年、名人戦の前夜祭は、新型コロナ禍で関係者だけの形式的な集いだったが、今回はファンも参加する形式となり、熱狂が続いている。この日も午後6時開会の1時間以上前からステージ前に人垣が二重三重に築かれた。

壇上であいさつした渡辺は「こちらの会場もなかなかすごい。みなさんの圧に押されてしまい、後ろに下がりたいな」とジョークで笑わせた。

「タイトル戦に出て20年弱になるが、これまで経験したことがない世界線(分岐)になっている。そういう自分を最近、客観視している。なんか、いままでやっているところと違うところにいるな」としみじみと語った。1勝2敗で迎える第4局では藤井との“異次元”の戦いになる?