自民党安倍派のパーティーをめぐる政治資金事件で、東京地検特捜部は27日、東京・永田町にある同派所属、池田佳隆衆院議員(57=比例東海)の衆院第2議員会館の事務所などの家宅捜索に踏み切った。一連の事件で、国会議員側に強制捜査が行われるのは初めて。「仕事納め」前日の出来事に、自民党関係者の間には大きな衝撃が走った。
特捜部の係官は午前11時前、会館内の事務所に入り家宅捜索に着手した。事務所では衛視が警備に当たり、廊下では約20人の報道陣も集まり様子を見守った。会館の外でも多くのカメラが係官を乗せた車の出入りがないか確認していた。
師走ということもあり、会館を訪れる人は国会会期中よりもかなり少なく、混乱はみられなかった。
池田氏をめぐっては、パー券販売ノルマを超過した分についてキックバック(還流)を受けながら、政治資金収支報告書に収入として記載しなかったとされる。2018年以降の5年間で4000万円を超えるキックバックを受けたとみられ、裏金にしていた疑惑が浮上している。
4000万円という額は、還流を受けた安倍派の議員の中でも高額とされている。池田氏はこれまで、キックバックの詳細などについて公の場で報道陣への説明は行っていない。
池田氏は、自民党が政権に復帰した2012年衆院選で初当選し、当選4回。文科副大臣などを務めた。

