藤井聡太棋聖(竜王・名人・王位・棋王・王将=23)への挑戦者を決める、将棋のヒューリック杯第97期棋聖戦挑戦者決定戦、羽生善治九段(55)対服部慎一郎七段(26)が1日午前10時から東京・千駄ケ谷「将棋会館」で始まった。先手後手を決める振り駒は歩が3枚出て、羽生で先手、服部が後手となった。
羽生は前期決勝トーナメント(決勝T)でベスト4に残ったため、予選シード。今期の決勝Tは初戦で阿久津主税八段、2回戦で伊藤匠叡王・王座、準決勝で広瀬章人九段を下した。2018年(平30)に失冠して以来の棋聖戦登場を目指す。挑戦権を獲得すれば、タイトル通算100期獲得を目指し、23年1~3月に藤井に挑戦した王将戦以来のタイトル戦となる。
後手の服部はタイトル戦初挑戦を目指す。今期は2次予選からスタート。初戦では北浜健介八段、準決勝で谷川浩司17世名人、決勝では1次予選から勝ち上がってきた同じ中田章道七段門下の兄弟子である村田顕弘六段を下した。16人による決勝トーナメントでは初戦で振り飛車党の西田拓也六段、2回戦で八代弥八段、準決勝で高見泰地七段を倒した。22年の叡王戦では挑戦者決定戦まで勝ち上がったが、出口若武現六段に敗れた。「ハブ超え」で4年越しの悲願を果たし、大舞台への切符をもぎ取る。
持ち時間は各4時間。昼食休憩を挟んで、1日夜には決着の見込み。

