元TBS記者でジャーナリストの武田一顕氏が25日、MBSテレビ「よんチャンTV」(月~金曜午後3時40分=関西ローカル)に出演。中国の“パンダ外交”について言及した。
和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」は24日、飼育する雌のジャイアントパンダ「良浜(らうひん=24歳)」「結浜(ゆいひん=8歳)」「彩浜(さいひん=6歳)」「楓浜(ふうひん=4歳)」を、6月末ごろに中国に返還すると発表した。
武田氏は「何でこんな突然というのは、間違いなく日本軽視なんですね。“パンダ外交”というくらいで外交の道具になっていることは事実」と指摘。
続けて、日中関係筋の話として「和歌山というのは二階俊博先生。二階さんが去年の秋に政治家を引退した。力がなくなっちゃったから、それだったら、もう(パンダを)戻してもいいんじゃないかという中国側の思惑があったんじゃないかという指摘をする人もいます」と話した。
番組では専門家の話として、2023年に米国が3頭を返還し、翌24年に4頭が貸与されたことがあり、日本でも同様の流れになる可能性があること、さらに、日中首脳の往来があれば貸与の話が前進するのではという見立てを紹介。武田氏は「ここなんですよ、重要なのは」と切り出し、「今、習近平国家主席が全然日本に来ていない。習近平さんが行くところで重要だと思う国にはパンダが行く。去年の秋に習近平さんはアメリカに行って、今年の夏までにパンダを出しますという約束をしている。日本の中で『習近平さんは嫌いです。中国は怖いから来てほしくない。国賓なんてとんでもない。だけど、パンダを欲しい』ってことはできない。パンダを呼ぼうと思ったら、漏れなく習近平さんがついてくる」と語った。
パンダの再来日については「習近平さんが来て、日中関係が改善すれば一気に流れは変わると思う」としながら、「また白浜に来るかどうかは微妙。おそらく優先順位でいうと今は仙台。東日本大震災の癒やしを与えるというので、仙台に行くのがずっと延び延びになっていますから、来るとすれば東北」と予想していた。

