読売テレビ解説委員の高岡達之氏は14日、日本テレビ系「サタデーLIVE ニュース ジグザグ」(土曜午前11時55分)に出演し、コメ価格高騰を安定化させるための一環で随意契約による政府備蓄米放出を続ける小泉進次郎農相の発言の「変化」を指摘した。
番組では、出演者がクロストークを行う恒例企画「ジグザグ考論」のコーナーで、「五ツ星お米マイスター」としてメディア出演も多い「小池精米店」(東京・表参道)の3代目、小池理雄氏をゲストに招き、現在のコメ政策に関して討論を行った。
その中で高岡氏は「最近の小泉農水大臣のご発言から私が受け取るのは、『価格破壊』ではなく『流通経路破壊』にシフトしているということ」と私見を示した。「価格破壊」は、先月21日の就任直後、進次郎氏が備蓄米の店頭販売価格を「5キロあたり2000円程度」を目指す考えを表明した際、「安く卸し、『価格破壊』を一定程度起こさないと、世の中の空気は変わらない」と言及した言葉。「価格破壊」を起こすことでコメの価格を下げることに意欲をみせていた。
高岡氏はその上で「(進次郎氏は流通経路の)真ん中の(卸の方が)利益を上げているというような主張をされている」とも指摘。進次郎氏が国会答弁や会見で、一部の大手コメ卸について、「営業利益はなんと対前年比500%くらいです」と指摘したことに触れたが、その後、この発言には卸側から反発の声が出る事態にもなっている。
高岡氏は、自身が考える進次郎氏の発言の「シフト」について小池氏に見解を問うた。これに対し、小池氏は「卸には卸の役割がある。彼らがいなかったら、例えば私がJAさんと直接取引をしようとしたら、『トラック1台分お米送るから』とか言われる、そんなの(対応は)無理ですから」と述べた上で「だから卸さんがいて、ちゃんと小分けにして出してくるという機能は僕らにとって重要」と強調。「そういう仕事は、コメに限らず、なかなか目に見えないですよね」とも、応じた。

