藤井聡太王位(竜王・名人・王座・棋聖・棋王・王将=23)が永瀬拓矢九段(32)の挑戦を受ける、将棋の伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦7番勝負第6局(東京・千駄ケ谷「将棋会館」)は10日午前9時から再開された。9日午前9時からの2日制で始まった対局は、同日午後6時すぎに80手目を後手の永瀬が封じ、初日を終えていた。
当初は静岡県牧之原市「平田寺」が予定されていたが、5日に襲われた竜巻の甚大な被害のために同市が開催を辞退。急きょ場所の変更が日本将棋連盟から発表され、前夜祭と対局時の午前中のおやつは出さないとして、開催されることになった。
1、2、4、5局に続いて角換わりとなった今局は、初日の午後になった藤井が2筋に打ち据えた角が意表を突く一手となった。ここを争点としてお互いに時間を消費しながら、指し手は進んでいる。2日目は時間を使っての水面下での枝葉まで至る膨大な読み合いと、盤上での激しい攻防が予想される。
持ち時間8時間のうち、初日の消費時間は藤井が3時間56分、永瀬は3時間16分。2日目は藤井が4時間4分、永瀬が4時間44分の持ち時間で戦う。午後0時30分から1時間の休憩を挟んで、10日夜には決着の見込み。
藤井が王位戦6連覇と、渡辺明九段に並んで将棋界歴代4位タイとなるタイトル通算31期獲得となるのか。永瀬が3連敗の後に3連勝して追いつき、最終第7局(9月24、25日、神奈川県秦野市「元湯 陣屋」)に望みをつなぐのか。目が離せない。

