キヤノングローバル研究所上席研究員の峯村健司氏がフジテレビ系の情報番組「サン!シャイン」(月~金曜午前8時14分)に6日、出演。米国がベネズエラに軍事作戦を展開してマドゥロ大統領を麻薬密輸などの疑いで拘束し、ロドリゲス副大統領が暫定大統領となった件について私見を述べた。

ロドリゲス暫定大統領は、3日には前例のない軍事的侵略と米国の姿勢を非難したが、4日になって態度を変え、国際法の枠組みの中での平和と対話を呼びかけた。

この言動について峯村氏は「ひと言で言うと、トランプ氏の脅しが効いたというところ」と断じた。「もしも言うことを聞かなければ、再び攻撃するよという脅しがまず1つ。今でもベネズエラの周りの海域は封鎖している。そこで石油を出さない、首を絞めている状況が続いていますので、二重の圧力によってソフトになった。米国側に妥協したと思います」と推測した。

一方、「米国がベネズエラを運営する」としたトランプ発言には、「踏み込みすぎた」と勇み足を指摘。こちらは、「4日のテレビ番組でルビオさん(国務長官)が軌道修正した」と説明した。

また、直接統治という言葉を避けている理由について「1つとしては軍事作戦で体制転換ではない。トップだけを逮捕したというのが1つと、過去の歴史を見ても体制を転換して民主化するのはうまく行っていない。成功したのは日本くらいで、あとは紆余(うよ)曲折あったり、うまく行ってない、混乱になっているというところから考えると、やりたくないというのが本音。ソフトランディングしていくことをトランプ政権としては望んでいる」と展望していた。