藤井聡太名人(竜王・王位・棋聖・棋王・王将=23)への挑戦権を争う、第84期順位戦A級8回戦が27に東京・千駄ケ谷の将棋会館で一斉に行われた。

7戦全勝の単独トップで、勝てば最終9回戦を待たずに2年連続2回目の挑戦権獲得となった永瀬拓矢九段は、6勝1敗で追う糸谷哲郎八段との直接対決に敗れた。近藤誠也八段は佐藤天彦九段、千田翔太八段は増田康宏八段、佐々木勇気八段は中村太地八段をそれぞれ下した。

この結果、永瀬と糸谷が並び、挑戦者争いは最終9回戦の一斉対局(2月26日、静岡市「浮月楼」)以降に持ち越された。

9回戦のカードは、永瀬(7勝1敗)対佐藤(2勝6敗)、豊島将之九段(8回戦で組まれていた渡辺明九段が休場のため、不戦勝により5勝3敗)対佐々木(4勝4敗)、中村(2勝6敗)対増田(4勝4敗)、近藤(5勝3敗)対糸谷(7勝1敗、いずれも上が先手)。千田は不戦勝のため、4勝5敗でリーグ終了。

永瀬と糸谷はともに勝つか負けた場合、同星で並んでプレーオフ。どちらかが勝てば挑戦権獲得となる。

A級順位戦は名人戦挑戦権を争うトップ棋士10人による総当たり戦。成績最上位者が例年4月から始まる名人戦7番勝負の挑戦者となる。